一般に風邪薬として市販されているもののほとんどは、解熱剤や止咳剤などを主成分としています。なかには消炎剤や睡眠剤、消化剤などを加えているものもあります。すなわち、風邪の症状に対応するためのものを「風邪薬」と称しているのです。 ところで、この風邪薬がいたずら好きで、胃腸を傷めたりアレルギー体質を誘発したりするのです。病気の範疇に入らない風邪を治そうと思って本格的な病気になったのでは、それこそ救いようがありません。
私たち人間にとって、風邪はもっともみじかな”病気”で、1年間にだいたい6回は風邪をひくといいます。
一昔前は「風邪を治せたらノーベル賞もの」などと言われてきましたが、近頃では事
情が変わってきたようです。
というのも、風邪はいわゆる病気ではなく、このままでは病気になってしまうと”体
が訴えた”時におきる
本能的な正常化現象 だという説が、世界的に俄然注目を浴びてき
ているのです。
風邪をひくという現象は、オーバーワークになった時に生じる臓器や各機能の歪みを
体に問いかけたり、打撲などで背骨のずれが生じた場合など、熱を出すことによってバ
ランスをとったり、体内に溜まった
毒素を排泄しようとする自然作用だというのです。
たしかに、かぜの代表的な症状である咳・痰・鼻汁・発汗・下痢などは、一様に体内
の毒素を排泄するための作用です。
また発熱は、これらによっても出し切れない体内の毒素を熱で分解し、排泄しようと
するもので、風邪は健康な人がもつ自浄作用のひとつであるとしています。
例をあげながら考えて見ると、この考え方は、自然の摂理に合致した、実に合理的で
説得力をもっていることがわかります。
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