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あなたはどっちで噛みますか?

問い


若い人の顔が小さくなってきています。
短期間で顔のつくりが変わってきたのはなぜでしょう。
遺伝子が何か影響しているのでしょうか。


答え

 噛むことの大切さは昔からよく言われてきました。
日本人が受け継いできた食事の躾では、口に物が入っているときはしゃべらない、移り箸をしない、姿勢は正しく行儀良くなどは「良く噛む」ことが基本になっています。
 しかし、噛みごたえのない精製食品や加工食品などの氾濫を含め、戦後の食生活の急激な変化と共に、「噛」はすっかり置き去りにされ「日本の常識、世界の非常識」という集団を作り、若者から子供まで歯周病、顎関節症の急激な増加に大人は改めて「良く噛む」ことの大切さを再認識し、日本咀噛学会が設立されました。
(神奈川県歯科大学 斉藤滋教授談)


どっち側の歯で噛みますか?


 利き手、利き足、利き目、利き耳。左と右。
人それぞれ得意な側があり『左遷』『左まき』などマイナスイメージの強い左利きですが、アインシュタインをはじめ、天才と称される人にはなぜか左利きが多く、発明王ドクター中松は「右脳は直感や想像力を生むところ私は発明をするときにはいつも物を左眼で見て左で噛むようにしている」といっています。
 左脳は右半身に命令を下し、右脳は左半身に命令を下す。「左右を比べると右脳の方が先きに低下することがわかっています」と脳神経医、前原勝先生は観察結果を発表。
「散歩に出たまま迷子になってしまう痴呆老人が、警察に保護されると意外に正確に名前や住所を言うことがあり、つまり名前や住所を記憶する言語能力(左脳の働き)は比較的よく保たれているが、方角や位置を知るような視空間認知能力(右脳に働き)は鈍っているということで、このような老人はまったくボケているわけではなく能力の低下に左右のムラができているのです。 
 指先の器用さ比べでは、若者よりも老人の方が左右の能力の差が大きいという結果が出ています。
 
 本来、右利きの野球選手が左打ちを練習するというのはよく聞く話で、両刀使いの第一人者・宮元武蔵は当時にしては長生きした人で、左右、片寄りなく脳を刺激した効果と考えられます。
子供の利き手矯正とは違い歳をとってから利き側をかえるのは至難の業です。


 
私たちが手軽に出来ることでは「朝食は左で噛んで、昼食は右で噛み、夕食はまた左…」といった毎日少しずつの心がけで、ボケ防止と長生きに努めていくしかありません。
 
これを実現するためには両側とも痛まず噛める健康な歯が必要です。
「俺は、右はほとんど入れ歯。左右使い分けるなんて贅沢言ってられないよ」と言う人の方も多いと思います。
『噛む』ことを大切にしましょう。

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